米穀精米/お酒/LPガス・灯油/住宅設備・機器/ストーブ・ボイラー分解掃除・修理/リフォーム/不動産/電気/太陽光発電/IH・エコキュート

都市ガスとオール電化を知ろう

LPガスと都市ガスとオール電化の比較

以前は、【灯り】は、電気。【熱】は、燃料(LPガス、都市ガス、灯油、石炭・・)と言われてましたが、その垣根がなくなり、競争も激化してきてます。電気、都市ガス、LPガス、原子力等々は、長所や短所があります。お得に生活できる経済性はもちろん、この先ずっと使っていく使用勝手もしっかり考え、ご家庭のみなさんで慎重に判断したいところですね。

LPガスと都市ガスの違い

全国で一般家庭で使われているガスは、主に2種類あります。

みなさん聞いたことがあると思いますが、”LPガス(プロパンガス)””都市ガス”です。
LPガスと都市ガスを比較してみると、このようになります。

LPガス 都市ガス
原料 プロバン、ブタンを主成分とするガスで、液化石油ガス メタンを主成分とする天然ガス
性質 -42℃に冷却すると液体になり体積が250分の1にまで小さくなります -162℃に冷却すると液体になり体積が600分の1にまで小さくなります
供給方法 【個別供給】
液体のままボンベに詰めて運び、各家庭に設置
【配管による集団供給】
気化したものを導管ネットワークを通じて各家庭に提供
重さ 空気より重い
※ガス警報器は低い場所に設置
空気より軽い
※ガス警報器は天井か高い場所に設置
熱量 1㎡で24,000kcal
※都市ガスに比べて2倍以上高いため、家庭でも強い火力を使用できます
1㎡で11,000kcal
※同じ量のお湯を沸かすのに都市ガスはLPガスの2.18倍のガス量が必要になります
供給地区 個別供給のため、全国津々浦々に供給(全国100%) 都市ガスは都市部および近郊のみ、都市ガスは国土5%のエリアに供給
備蓄 国家備蓄と民間備蓄(輸入業者)がある なし
在庫 各家庭ごとに軒先在庫がある ガス会社にて保管
災害時の復旧
LPガス→個別供給

  • 販売店が1戸1戸を個別点検する。配管が短く、異常があれば即修理可能
  • 戸単位で安全を確認し復帰可能なため、復旧までの時間が短い
都市ガス→配管による集団供給


  • 埋設配管の安全確認に時間を要する
  • 数百戸、数千戸単位で安全確認が必要なため、復旧に時間を要する
臭い 無臭ですが、万が一ガス漏れした時気づくよう臭いをつけてあります

 

事故が意外と多い都市ガス

実は、ガスの事故は都市ガスの方が多いんです。

■事故発生件数■
(消防庁調べ、漏洩事故と爆発・火災事故の合計)

都市ガス LPガス
平成25年 451 313
平成26年 444 358
平成27年 383 309
平成28年 442 372
平成29年 397 318

 

オール電化住宅

【オール電化(住宅)とは】

厨房・給湯・暖房などに必要な熱エネルギーは、電力会社から電気を、厨房をガス、給湯、暖房を灯油、ガス、電気などを併用することで、まかなっていました。オール電化(住宅)とは、こうしたエネルギーの全てを「電気のみ」でまかなうシステムや住宅のことをいいます。

【オール電化で使われている設備】
厨房→ IH調理器、ラジエントヒーター
給湯→ エコキュートや電気温水器
暖房→ エアコンや床暖房、電気ストーブ、蓄熱ヒーター

ガスコンロでおいしく節約!

実は!! IHって、こんなに電気を使うんです

※オール電化のメリット/デメリットについては「オール電化Q&A」をご参照下さい